学習指導要領の問題を指摘
愛知県立大学教授の久保田貢さんが、「戦後80年 戦争の記憶と戦後日本の平和意識―青年の戦争意識をどう育むか―」をテーマに記念講演し、170人が参加しました。
久保田さんは、過去の日本の戦争について、青年には一部しか認識されていないことを紹介し、「時代背景を深入りしない」とする学習指導要領の問題を指摘。「地域・職場でアジア太平洋戦争と憲法の学びを果敢に繰り広げる必要がある」と話しました。
文化行事は、松原智美さんがアコーディオン演奏を行いました。意見発表として奈良教育大学附属学校園教職員組合から「同校への政治加入の問題について」、吹田の空襲を語り継ぐ会から「語り部の体験を読み継ぐ―紙芝居『まもるくん10歳の戦争 吹田』」が報告されました。
会場内で、治安維持法制定100年犠牲者展が行われ、参加した小学校教員は、「犠牲者一人ひとりの名前、資料に触れてより具体的に理解できた。特高関係者が戦後に国会議員や大臣になっていたことは衝撃的だ」と見入っていました。
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