1967年~「建国記念の日」不承認2・11大阪府民のつどいの記録

1967 年

 黒田了一(大阪市立大学)「憲法と建国記念日」

 遠山茂樹(横浜市立大学)「紀元節は何をしてきたか」


1968年

 寿岳文章(甲南大学)「『建国記念の日』におもう」

 特別報告「大阪市立大学にたいする自民党の不当干渉問題」


1969年

 日高六郎(東京大学)「『建国記念の日』と反動思想攻勢」

 細井友晋(京都宗教者平和協議会)「靖国神社国営化法案について」"


1970年

 山口啓二(東京大学)「”70年代”の日本と『建国記念の日』」

 特別報告:大阪歴教協「万国博と教育」、出版労協「児童雑誌の現状」


1971年

 池上 淳(京都大学)「現代日本の政治経済構造分析―思想の反動化を批判する」

 特別報告:教育研究サークル連絡協議会・関文協・民法協


1972年

 田口富久治(名古屋大学)「軍国主義と現代」

 意見発表:マスコミ共闘・大阪歴教協・大障連・母親連・関文協


1973年

 梅根 悟(和光大学)「軍国主義と現代の教育」

 意見発表:関文協・仏教徒・教科書地区連・能勢ナイキ反対連絡会議・マスコミ共闘"


1974年

 川口 是(立命館大学)「憲法とファシズム」

 2分科会4報告:伊勢遷宮・マスコミ統制・平和教育・靖国法案


1975年

 池田敬正(△△大学)「反動思想攻勢と民主主義の課題」

 4分科会:教育と研究、マスコミと文化、司法と人権、婦人と子ども


1976年

 映画「軍旗はためく下に」上映

 意見発表:大阪歴科協・自由法曹団・大障連・教科書地区連・関文協・マスコミ共闘など


1977年

 上林貞次郎(専修大学、前大阪市立大学)「戦時下、大阪の抵抗運動」

 報告:少年少女文化センター・大阪歴教協


1978年

 黒田俊雄(大阪大学)「彼等の『建国』とわれわれの未来」

 木津川計(文芸評論家)「反動攻勢と大阪の文化運動」


1979年

 向江 強(大阪民衆史研究会)「元号法制化のねらうもの」

 佐竹正雄「有事立法と教育」


1980年

 佐藤伸雄「80年代と反動思想攻勢」

 山崎万里(日本綜合医学会)「今日における食と健康問題―ポテトチップスと有事立法は関係があるか―」


1981年

 小山仁示(関西大学)「現代の政治反動と天皇制―靖国法案のねらうもの」

 意見発表:キリスト者・平和教育団体・河内長野市議"


1982年

 佐々木隆爾(東京都立大学)「総合安全保障戦略と私たちの闘い」

 意見発表:靖国法案反対府民の会・出版労連・母親連・大教組・府職労"


1983年

 二宮厚美(神戸大学)「草の根文化と政治革新」

 意見発表:平和運動・大教組・出版労連・堺市職労"


1984年

 宮本憲一(大阪市立大学)「これからどうなる―歴史的選択の時期に―」

 意見発表:教科書・戦争展・平和教育・戦前の反戦抵抗運動・文化財保存"


1985年

 山口正之(大阪経済法科大学)「戦後40年の総決算と現代の民主主義」


1986年

 江口圭一(愛知大学)「十五年戦争と国家意識」


1987年

 松浦総三(ジャーナリスト)「天皇・マスコミ・国家機密法」


1988年

 中塚明(奈良女子大学)「地域史からみた天皇制」

 古川利通(大阪経済法科大学)「日本国憲法と天皇の国事行為」


1989年

 長谷川正安(大阪経済法科大学)「天皇の”代替わり”と象徴天皇制のゆくえ」


1990年

 岡田精司(三重大学)「即位の礼と紀元節」


1991年

  宮地正人(東京大学)「90年代の天皇制を考える」


1992年

 加茂利男(立命館大学)「「日本型資本主義」の21世紀戦略」


1993年

 奥平康弘(国際基督教大学)「憲法とPKOと日本の将来」


1994年

 渡辺治(一橋大学)「「政治改革」から憲法「改正」へ―細川政権の歴史的使命―」


1995年

 井口和起(京都府立大学)「日本国憲法の歴史的読み方─20世紀の日本における戦争と平和の問題によせて─」


1996年

 和田進(神戸大学)「戦後50年と平和意義の展開」

 小牧薫(大阪歴教協)「問題提起:『建国記念の日』の歴史的性格と問題点」


1997年

 新崎盛暉(沖縄大学)「国民的課題としての沖縄問題─平和と民主主義を考える─」

 意見発表:高校生平和集会、歴史教科書攻撃、震災資料・文化財保存運動


1998年

 吉田裕(一橋大学)「戦争の記憶─歴史教科書問題と靖国─」


1999年

 森英樹(名古屋大学)「新ガイドラインは日本をどこへガイドするのか」

 意見発表:大阪高校生平和のつどい、新ガイドライン法案反対など


2000年

 猪飼隆明(大阪大学)「アジアの中の天皇制」

 意見発表:学校現場の日の丸・君が代、『国民の歴史』、ピースおおさか問題


2001年

 浜林正夫(一橋大学)「20世紀から21世紀へ」

 意見発表:日の丸・君が代押しつけ、扶桑社版歴史教科書の検定問題


2002年

 鰺坂真(関西大学)「テロも戦争もない世界のために─今、私たちに求められているもの─」


2003年

 新倉修(青山学院大学)「戦争を続けるアメリカン・デモクラシーと平和を創るNGO」

 意見発表:アフガニスタン問題の授業実践、メディア規制、旧真田山陸軍墓地


2004年

 吉田晶(岡山大学)「『建国記念の日』不承認の原点─最近の新国家主義に憶う─」

 意見発表:大学生のイラク戦争反対の取り組み、メディア規制法案、「心のノート」


2005年

 山田朗(明治大学)「平和主義の堅持か、戦争国家への道か─日本の軍事力の危険な現状とその克服への道─」

 意見発表:憲法・教育基本法改悪、自衛隊イラク派兵違憲訴訟、高校生の憲法意識


2006年

 望田幸男(同志社大学)「過去の反省と未来への希望─ドイツを鏡に日本を考える─」

 意見発表:「ラブ&ピース」合唱(大阪千代田短大九条の会)、八尾九条の会


2007年

 渡辺治(一橋大学)「憲法九条「改正」で日本は平和になるのか─安倍政権における改憲の新段階─」

 意見発表:教育基本法改悪反対闘争、「子どもを守るうた」合唱(合唱団Peace Call)


2008年

 山口剛史(琉球大学)「歴史の真実を次代へ─沖縄から21世紀の子どもたちに何を教え、伝えるのか─」

 意見発表:大江・岩波沖縄戦裁判、教科書検定意見撤回の取り組み


2009年

 二宮厚美(神戸大学)「憲法9条プラス25条の力で新自由主義に決着」

 意見発表:大阪の高校生に笑顔をください会、博物館・文化施設見直し問題


2010年

 中塚明(奈良女子大学)「真実により未来をひらく─「韓国併合」100年とNHKドラマ「坂の上の雲」を考える─」

 意見発表:マスコミによる史実改竄問題、大阪空襲訴訟


2011年

 高木博志(京都大学)「天皇陵・世界遺産・紀元節─近現代から考える─」

 文化行事:大阪センチュリー交響楽団/意見発表:橋下府政の現状


2012年

 桂 敬一(東京大学など)「橋下・維新の会「圧勝」はどこに向かうか─国家主義の台頭を許すメディアの責任を問う─」

 文化行事:教育基本条例に関する創作落語/意見発表:教育基本条例と社会教科書"


2013年

 宮本憲一(大阪市立大学)「都市格のある街をつくろう─歴史に学び大阪の再生を─」

 意見発表:明日の中之島図書館を考える会、近世大坂の商人道から大阪再生へ


2014年

 小森陽一(東京大学)「憲法の危機、どう打開するか─「九条の会」の運動さらに大きく─」

 文化行事:チェロカルテット演奏/意見発表:維新の会の教育現場介入、淡路自由民権家の明治憲法批判


2015年

 伊香俊哉(都留文科大学)「歴史に学んで日中関係を考える―庶民の論理に基づく交流・関係構築のために」

 文化行事:落語(桂春蝶氏)/意見発表:教科書問題、ピースおおさかリニューアル等"


2016年

 山口真美(弁護士・自由法曹団)「「戦争する国づくり」に、どう立ち向かうか」

 文化行事:上野順子琉舞研究所


2017年

 古関彰一(和光学園理事長)「日本国憲法誕生史・再論~九条に関わる新事実から~」

 文化行事:吉矢千鶴(ヴァイオリン)、多田安希子(ピアノ)


2018年

 原田敬一(佛教大学歴史学部教授)「戦争を始めさせないために-「明治150年」と日本の戦争-」

 文化行事:宮崎剛(ピアノ)


2019年

 小林啓治(京都府立大学歴史学科教授)「日本国憲法制定と天皇制・民主主義-戦後初期の象徴天皇制論から現代的課題を考える-」

 文化行事:久保比呂誌(津軽三味線)


2020年

 内海愛子さん(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター)『日本と朝鮮半島の関係をどうつくっていくのか-東京裁判・サンフランシスコ平和条約から考える-』

 文化行事:趙博さん(パンソリ)

「建国記念の日」反対大阪連絡会議

戦前、「紀元節」は、初代神武天皇即位の日とする天皇制国家の重要な祝祭日でした。  戦後、「紀元節」の復活をねらう政府は、1966年に「紀元節の日」であった2月11日を「建国記念の日」と制定しました。「建国記念の日」は主権在民を基本とする憲法の民主主義的原則に反し、歴史の真実を歪めるものです。